限りなく拡張員に近く、
そして愚かで面白い世界!
「ボールペン1本で出来る仕事」
非破壊検査で独立して5年で、そこそこ利益が出て、その資金で春日部に古本屋さん等をオープンして5年でテナントの契約更新時に閉店すると決断したんだけど、、、。
閉店を決断したものの
子供達3人は、まだ小さくて元嫁は専業主婦。
そんな状況で、転職活動をして、
早急に就職する会社を決める必要がありました。
その当時、転職情報誌は「デューダとかビーイング」を購入した転職活動。
非破壊検査関係に戻ろうとも思いましたが、
ブランクの5年間の間に、資格が失効してるのもあり、他の業種にしようと決めていたものの、
保有資格で役に立つ資格は、
「大型免許、牽引免許」
運転は嫌いじゃないけど、ドライバー運転の経験がない者が、大型免許は稼げるだろうって安易に考えたりもしましたが、
「言うは易く行うは難し」
ドライバーで働こうかなんて頭で考えても、
働く環境や離職率も含めて会社によっては色々な不安な職業。
そもそも大型トラックを運転するのも、
その当時は「恐怖心」が先に出て
経験がないものって、やってみないと分からないし、トラックが大破したニュースが頭をよぎり、踏み出せずにいました。
3人の子供達の事を考えると、それなりの年収の会社に就職しなければならない
「営業」になろうとは考えていませんでしたが、
営業って言ったら、他の業種の営業の方に失礼になるなんて思ったりしますが、
頑張り次第で年収が期待出来る求人を発見する。
その会社に電話をすると、年齢、この業種の経験を聞かれ「未経験」と答えて、
「A山部長」との電話で、面接日を約束した。
その会社は、
ニュー新橋ビル内にあり、良く街角インタビューで登場する有名なSL広場前の古いビルです。
受付に行くと、会議室に案内されて、作文を書き、
作文が終わったと連絡すると、面接は、その当時のM山社長、W邊常務でした。
朝日新聞本社からの出向のお二人。
朝日新聞系列の安心感と収入もそこそこ頂ける内容で、
面接の時に渡された給与計算一覧表。
標準でこれだけ稼げるのかは、
ちょっと「?」でしたが、
入社して気付いたら、
そこそこ稼げてしまいまして
ズルズルと怠け者軍団に染まっていました。
朝日新聞関連会社で、新聞の購読減少を維持する為の会社。
新聞の営業って言ったら
「拡張員?」を想像しますよね〜。
私も、入社前はそうでした。
朝日新聞関連会社だけど、どんな人達がいるのか不安だったし、仕事もやっていけるのか?
かなり不安でしたけど、子供達の顔を浮かべながら入社を決意。
私が入社した時は社員数200名程度。
その当時、200名から300名体制へと、
毎週の様にドンドン入社して、
ドンドン、辞めていく感じで、
私の入社時の社員番号は400番台。
その当時は、辞めても番号が欠番になり番号が増えて行く。途中で廃止になった社員番号は700番位になっていて、それでも社員は250名程度。
ボールペン1本あれば出来る仕事は
「拡張員に限りなく近い新聞のお仕事」
拡張員とは、
朝日新聞の契約がない家庭を訪問して契約をする事。過去に購読された方や、日経新聞、読売新聞、毎日新聞、産経新聞や地元紙の朝日新聞以外の契約者から新規購読契約を頂いてくる人達。
春日部でお店をやっていた時は、お店だから必要ないって断ると、新聞代と同額の商品券を渡されて、新聞の契約をしたこともありました。
入社して、
それが拡張員さんのお仕事なのがよ〜くわかりました。
この会社の主な仕事は、
朝日新聞の購読者を訪問して、購読の継続等を行います。
購読している新聞なので、契約の難易度は低くなります。
拡張員だろうが、販売店の従業員だろうが、訪問される側は同じに見えると思います。
「えっ!、どうして、何故?」
「ボールペン1本」
あれば出来る仕事なのかというと
「新聞の契約書やサービス品」
全て新聞販売店が用意して頂けるからです。
でも、難点かいくつかありまして、
まず、訪問される側からすれば、
「予期せぬ訪問者」
帰宅される夕方から面談率が高くなりますから
忙しい夕食の支度時や夕食時に訪問する場合が多くて、あからさまに嫌な顔されると
「嫌われ者的感覚にもなる」
私は精神的に強い方ではなかったので、
あまりにも、嫌な顔をされたり、
怒られ続ける場合には
凹んでしまったりもします。
訪問される家庭は
新聞販売店の方なのか?
拡張員なのか?
分からないので、
背広=拡張員
だと思ってる方もいて
そんな仕事してるの?とか
辞めて他の仕事探しな!とか
言われる場面もあったりします。
でも、真面目に1ヶ月やると、
「それなりに稼げてしまう」
から辞めれない。
それなりに稼げるのは
「恥かき料だ!」
なんて言う同僚もいたりします。
仕事の内容を
知り合いに言いたくない同僚も多くいましたが、
「かっぱえびせん」みたいな会社で
やめれないとまらない🎶
辞めれない(稼げるので)
とまらない(契約=お金)
契約の種類によっては
1契約最大で
「7,600円」
1契約は10分もかからない。
これがボールペン1本で稼げてしまう。
普通の会社では、理解不能な出張。
コストパフォーマンスが悪過ぎても
朝日新聞本社からの予算があるので
宿泊費や日当、出張先も
飛行機で秋田や山形、
北海道にも行ったりもします。
衰退産業なので、これからどうなるのかわかりませんが、在職中の面白い話がたくさんあります。
ボールペン1本のお仕事の年収って興味ありませんか?
1日実働時間や、作業内容、どんな場所で準備するのか?
「この愚かで面白い世界へ」
「営業?」
営業って言える仕事でもないかな?
でも、飛び込むにも勇気はかなり必要で、
高所から飛び降りた気持ちでした。
業界を知らなかったので。
でも、
やってみたら、妙に楽しくもあったり、
通常では考えられない愚かで面白い世界へ
裁判の話も含めて、色んな家庭を垣間見たり
面白い話あり過ぎ、
そんな数々のエピソードを徐々に公開します。
laugh x laughになろう!