サービス品(景品)の話
オートバイの荷台に積まれている。
ビールや洗剤、
ティッシュやトイレットペーパー等、、、。
ある新聞業界で正社員で働き、
正社員ではありながら、
【限りなく拡張員に近く、
そして愚かで面白い世界】
新聞購読契約の
「サービス品」
同じ新聞を販売しているに、
新聞販売店の考え方でかなり違います。
例えば、
3カ月の購読契約で
知らないメーカーの粉洗剤3個の販売店。
同じ3カ月でもこんなに違います。
金額にしたら4000円は違います。
*3カ月の新聞代と同じ金額を渡している場合だってあります。
対読売新聞、対毎日新聞と
「拡材戦争」
*拡材とは契約で渡すサービス品又は景品。
拡材戦争で戦っている新聞販売店もありますが、今回は各販売店のサービス品の違いに焦点を当てて、新聞業界のエピソードをご紹介します。
新聞販売店は、サービス品に関して大きく2つに分かれます。
①販売店目線
①販売店目線
経費削減したいのは分かるけど、もらう立場からしたらちょっと「???」
この販売店は、ちょっと勘違いしていて、何でも良いから商品を渡せば良いと思っている。
洗剤も粉洗剤で名の知れたメーカー品ならともかく、知らないメーカーさんの粉洗剤や輸入品の粉洗剤で自分の家でも使いたくないと思う商品。
安く仕入れられるから大量に仕入れてあり、倉庫に山のように在庫がありました。
いまどき液体洗剤でも、濃縮された洗剤が好まれているのに、サービス品も無名の粉洗剤のみになります。
「販売店ごとに違うサービス品」
サービス品って、販売店によりかなり変わり、オーナーさんが変更になったりすると、以前と同じサービス品が頂けなくなったりします。
引っ越して来られたお客様は、あまりにも違いすぎるサービス品に憤慨される場合もあります。
次の契約の際に、訪問すると使われない粉洗剤が置いてあり、使わないから持って帰ってと言われる事もよくありました。
サービス品は販売店のルールで決まり、
「販売店が決めたサービス品の数量」
そのルールに従ってお渡しします。
多く渡したりするのも基本的にはダメな販売店も多く、在庫管理も徹底しています。
②購読者(お客様)目線
②購読者(お客様)目線
こちらの販売店は、お客様目線なのでサービス品も多種多様です。
サービス品の数量のルールは同じなんですが、
①ビール
②発泡酒
③名の知れた液体洗剤(本体・詰替)
④知名度のある粉洗剤
⑥トイレットペーパー
⑦サラダ油
⑧醤油
⑨カタログ(シャディ等)
⑩入場券等
*他にもありますが主な商品が上記10点。
1日で4〜8前後は契約頂けますので、それに応じたサービス品を渡さなくてはいけません。
当日渡すのが基本的なルール
当日渡すのが基本的なルール
使用頻度高い商品を特大段ボールに上手く積んで、原付の後ろは山のようになっています。
段ボールに洗剤の本体や詰替、サラダ油、醤油、粉洗剤を考えて積まないと、段ボールが歪んだり、オートバイを停止した時に不安定になったりします。
途中から雨が降って来たら大変で段ボールに水が染み込んだり、ティッシュやトイレットペーパーも濡らすわけにはいかないので、個人的に大きな半透明の70ℓか90ℓのゴミ袋をいつも常備していて、雨対策で利用していました。
バイクを停車する際に、地面が土等で、バイクが不安定なり横転しました。その際にビール箱が落ちてビール缶が歪み一箱丸ごと買取した事もあります。
*サービスは預かり物なので、自己責任で買取をする場合もあります。
最悪なエピソードとして、いざお客様に液体洗剤を渡そうとすると、段ボールの中の液体洗剤を取り出そうとすると、、、。
液体洗剤の詰替どれかから、液体洗剤が漏れていて
段ボールの底はベトベト!
他の商品にも液体が付いて渡せなくなり、一度販売店へ戻りました。
*段ボールにいれる際に落とした液体洗剤に穴があいて、それに気づかないで段ボールにしまったと思われます。
こうなると新しい段ボールにもう一度入れ直しするんですが、液体を洗い流して大変な作業になります。
何屋なんだか?
そんな事もありながら、
「何屋なんだか?」
って思いながら
割と大きなトイレットペーパーやティッシュを山のように積んで訪問します。
お客様目線の販売店のお客様は、契約を楽しみにしている方もいらっしゃいました。
面白いサービス商品
【変わり者系】
①お掃除関連のサービス品
お掃除本舗的なフランチャイズに加盟していたその販売店は、エアコンの掃除等をサービス品。
素人が掃除していたのでちょっとしたクレームもありましたが、従業員って人手はあるので個人的には画期的な拡材思える拡材。
②自家製キムチ
これは、どうかな?って個人的に思いますが、販売店でキムチを作ってお渡ししてました。
食べ物なので、キムチ作りに自信があるにしても、どんな状況で作っているのか気になります。
私みたいな批判的な方と自家製キムチを待っている方半々くらいでした。
③トレンドに敏感な販売店
宮崎県がブームになったりしたら、東国原銘柄の焼酎を仕入れたり、欲しがりそうな商品を探していました。
でも、人気があるものも良いですが、全ての人が欲しいとは思わない商品なので好きそうなお客様がいれば話をふってみたりして、興味があるか?ないか?表情を見ながら勧めたりしていました。
④イベント系
サッカーや吹奏楽、就活を利用した限定商品。
これは、これで面白いので別の機会にします。
私が入社した頃は、「ビール券」が主流だったので洗剤かビール券のお店かって感じで、ビール券なら背広の内ポケットに入るし、洗剤も一箱ごと持って行けばよくて、山のように積むことはありません。
ビール券って結局お金だから、ビール券利用可のスーパーで他の物を買えたりするし、お客様の欲しいものになります。
朝日と読売の販売正常化
「朝日と読売の販売正常化」
の協定が出来て現物で渡す事になり
「ビール券が使用不可」
になりました。
ビール券に対して、本社が補助金を出していたり、それが負担になったんだろうと推測しています。
悪い販売店もいたから仕方ないかもしれません。
その頃を知ってるだけに
サービス品を渡すって結構大変な作業でして、
お客様には、ティッシュだけ、トイレットペーパーだけで欲しいと言われて、販売店に何度も補充して再訪問。
バイクの後ろが山の様な荷物で重くて、前タイヤが上がりそうなバイクを見かけたら
*写真はイメージです。
それは、拡張員か縛り団!
販売店従業員さんは車が多い。
新聞屋なのに
お酒類やティッシュ、トイレットペーパー、洗剤をお届けに行きます。
「その日に契約して、その日に届ける」
それが基本的なルール!
だけど、、、ルルル〜🎶⤵︎。
山ほど積んでも、一件も契約を頂けなければ、山のまま戻ることもあります。
そんな切ないお届け隊でもあります!
そんな
どうですか?
こんな正社員求人あったらあなたは働きますか?
働けますか?
laugh x laugh でいこう!